10月は神様が出雲へ集合!留守番の恵比寿さま☆
福徳の神・恵比寿様を祀り、
商売繁盛を祈る行事。
恵比寿様は商家では商売繁盛、
農村では豊穣の神様、
漁村では豊漁の神様として
厚く信仰されてきました。
諸国の神様が出雲に出かける10月に
留守を守ってくれている神様でもあり、
それを慰めるために
新米のご飯やサンマなどの
秋の味覚をお供えしたのが
「恵比須講」の始まりと言われています。
ちなみに、
一般家庭における留守神様は大黒様。
恵比寿様ともども、七福神の一人です。
商売繁盛や家運隆盛を祈り、
親類や友人が寄り合ってにぎやかにお祝い。
「講」とは、
仏事や神事を行うための集まりという意味。
つまり「恵比須講」は
仲間が集まって酒宴を催したり、
景気づけに競売のようなことも行なったそうです。
地域によって日取りが異なり、
関東では10月20日に行なうところが多いので
「二十日えびす」、
関西では1月10日に行なうことが多いため
「十日えびす」の呼び名があります。